interviewホストファミリーストーリー

interview 2019.8茨城県笠間市

旅行に疲れたあなたに
築90年の古民家で味わう、
日本の農村生活

ホストファミリーストーリー

左から永之亟さんお母さん

東京からも気軽に行ける茨城県笠間市(かさまし)の山の中に、古き良き日本の田舎暮らしを体験できる古民家 黒澤永之亟(くろさわ えいのじょう)があります。

この家で出会うのは観光地とはまったく違う、飾らない数十年前の農村の「あたり前の日常」。
季節ごとに変わる美しい自然と、田舎に暮らしたことがない人でも懐かしいと感じるあたたかさ。

お決まりの観光コースを離れて、旅行客が行かない場所を選んだ人のための特別な旅が、ここには用意されています。

ロケーション

JR常磐(じょうばん) 線
友部(ともべ) 駅
車で約15分(無料送迎あり)

上野から特急電車で約1時間
成田空港・茨城空港からの無料送迎あり

ゲストの“懐かしい”をオーダーメイドする宿 黒澤永之亟

ホストファミリーストーリー

林や畑に囲まれた、赤い屋根の築94年の古民家。
流れているのは、人工的な音がほとんど聞こえない、ゆったりとした時間。

「黒澤永之亟は、体験型ホームステイの宿なんです」と紹介するのは、この家に住む宿主(以下、永之亟さん)。
この家で生まれ育ち、今は近所の別の家に住んでいるお母さんと2人でゲストを迎えています。

1日1組限定の宿、黒澤永之亟。
宿泊費には食事と体験、最寄りのJR友部(ともべ)駅・成田空港・茨城空港からの送迎がすべて含まれています。

永之亟さん一番のおすすめは、自分たちで収穫した旬の野菜や山菜を料理して、できたてを食べること。
山・川・田畑、周囲の自然の中での遊びを通して、日本の田舎生活を楽しむこともできます。

この宿の特徴は「ゲストが予約を入れて終わり」ではなく、どんな体験がしたいか、永之亟さんと何度もやり取りを重ねて滞在を一緒にアレンジしていくこと。

泊まるだけではない、それぞれのゲストが思い描く「田舎の生活」をオーダーメイドで楽しめる宿。
それが観光地めぐりに飽き、昔ながらの日本を楽しみたい人たちを惹きつけている理由です。

ホストファミリーストーリー

新しい畳が心地よい12帖のゲストルーム

「母が覚えている農村の生活」を再現しています

ホストファミリーストーリー

寒い時期にはいろりでご飯を作ります

黒澤永之亟のベースになっているのは、永之亟さんお母さんが覚えている昔の生活です。
春は山でタケノコや山菜を採り、観光客が来ない絶好の花見スポットでみんなでお弁当。
暑い時期には、自分で作った釣り竿で釣りをしたり、竹を切ってきて流しそうめんをしたり。

永之亟さん:子どもが好きなのは、田んぼでの虫取り。カエル、ゲンゴロウ、ミズカマキリ、タガメなんかの水生昆虫がたくさんいます。田んぼで泳いで、どろんこ遊びもできますよ。家じゃどろんこはできないでしょ(笑)

秋には、栗ひろいに紅葉狩り。
寒くなってきたら餅つきや、いろりを囲んで食べるあったかいご飯。

おだやかな風景を彩るのは梅や桜、くちなしに山ユリ、干した梅干し、焚火の匂い。
昼にはキツツキが木をつつく音が聞こえ、夜はフクロウの鳴き声が響く山の中。
いつもは気にも留めない匂いや音も、ここでは心地よい生活の一部として楽しめます。

時にはダッチオーブンで作る鳥の丸焼きや、自家製の木苺ジャムとほかほかのビスケットの朝ごはんなど、現代的な味付けを加えながらも、提供しているのは古き良き日本の農村生活。

実際の生活を再現しているからこそ、ニセモノではない、本物の体験ができるのです。

ホストファミリーストーリー

畑で採ったナス、ミョウガ、オクラを天ぷらにして

ホストファミリーストーリー

自家製のそば粉で打ったそばも、できたてを召し上がれ

永之亟さん:もちろん、この周辺で遊ぶだけではなくて、茨城の観光地の案内もできます。
車で40分くらいの海沿いの那珂湊(なかみなと)の魚市場に行って、そこで食べたい魚を買ってきて、ここで食べるとか。
ローカル線のひたちなか海浜鉄道に乗って、ひたち海浜公園に行くのも楽しい。4~5月は青紫のネモフィラが丘いっぱいに咲いてきれいです。

ホストファミリーストーリー

ひたち海浜公園のネモフィラ

永之亟さん:近隣の那珂川(なかがわ)でボート遊びのガイドもしています。
ラフティング、カヤック、SUP(スタンドアップパドルボード)など、夏の遊びのイメージがありますが、実は夏だけじゃなくて、冬に氷がバリバリ張ってる川を行くのもおすすめです。運がいいと大きなつららが見れたり、氷の世界を体験できますよ。

※ラフティングなどのアウトドアアクティビティは別料金です。

農作業がしたい、自然の中で遊びたい、観光をしたい。
ゲストそれぞれの希望に合わせてアレンジできるのは、1日1組限定のホームステイ宿ならではの魅力です。

「おもてなし」は、それぞれのお客さんに合わせてあげること

ホストファミリーストーリー

昔ながらの風景、餅つきもできます

ニュージーランドで1年、台湾で14年暮らした経験のある永之亟さん。

永之亟さん:台湾で液晶関係の工場に勤めていたんですが、海外で勤め人をやってる意味もないなと思って。40歳の時に日本に帰ってきました。
ここは祖父の家で、母の兄が住んでいたんですが、他界して受け継ぐ人がいなくなったんです。なので、ここをうまく活用して、しかも私自身もここで生活していけるようなことができればと思って。

そこで考えたのが、体験型の古民家宿。

永之亟さん:台湾は親日派の人が多くて、何回も日本に旅行に来る人もいる。日本のテレビ番組もやってて、『田舎に泊まろう』っていう番組もあったりして、やってみたいと思っている台湾の人がいるわけですよ。それがここだったらできるなと思って。

自分に『あるもの(祖父の家)』と、自分が『できること(言語、料理、ガイド)』を考えたら、これ(宿)ができたって感じですね。

古民家 黒澤永之亟の評判は口コミで広まり、「今はゲストの7割が台湾から。日本の人が2~3割、他の国が少し」とのこと

お客さんに「田舎のあたり前の日常」を楽しんでもらうには何ができるか?
それを考えて、提供して、お客さんが楽しいと思ってくれた時の達成感が好きだという永之亟さん。

永之亟さん:例えばカブトムシやクワガタ採り。子ども達は喜びますよね。
山の中でカブトムシやクワガタが集まってる木は、ひと夏に何本もないので、私の方で事前に探しておくんです。子ども達とはまず、あんまりいない所で探してみて『採れないね』ってなってから、集まってるとこに連れてく。最初からたくさん採れたらつまらないからね。そんな味付けをしてます。

永之亟さんにとって、おもてなしとは?

永之亟さん:こちらからおすすめはするけど、私の価値観で『ここに行こう』とか『これをしよう』っていう強要はしないですね。おもてなしってのは決まってなくて、十人十色で、お客さんに合わせてあげるってことなんでしょうね。うちは1日1組なので、そういったニーズに応えてあげられるんです。

飾らない本当の日本を体験したい人のための宿

ホストファミリーストーリー

ゲストさんが作った七夕飾り

永之亟さん:基本的にうちに来るのは、観光地を行き尽くして、『観光地はつまんない』と思ってる人ばかり。旅慣れた人は『ほかの人が知らない、自分たちだけが楽しめることをしたい』って欲張りになるじゃないですか。なので花見でもみんなが行く名所じゃなくて、私しか知らないおすすめの場所に連れて行くことが多いです。

定番の観光ではなく、ここに来たからこそ楽しめる特別なことをしたい。ホストにとっては難しいと思える要望にも、笑顔で応える永之亟さん。

永之亟さん:ゲストさんが思い描いている田舎は十人十色だと思うんだけど、うちはそれに応えられるものがあると思うんです。だから到着前にお客さんと話をして、その人の『自分の田舎ってこうだ』っていうイメージを見つけて、それに近づける体験をさせてあげたいですね。

ゲストは予約を入れるだけでなく、永之亟さんとの事前のやり取りが必須なのはこのため。
ツアー旅行とは違う、自分だけのために作られた旅なので、満足度の高さは折り紙つきです。

永之亟さん:うちではどんな事ができるのか、こちらと確認する労力を惜しまない人が来てくれてます。初めて会う人でもここに到着する時には既にいろいろ話をしてるので、普通の宿とはもてなしの深さが違いますよね。

今後は台湾や日本だけでなく、多くの国の人たちにここでの滞在を体験してほしいという永之亟さん。

永之亟さん:もっといろいろな国の人達に日本の農村生活を体感してもらいたいですね。観光地だけじゃなくて、飾らない普段の日本を楽しんでもらいたい。

一人ひとりの「理想の田舎像」に寄り添う永之亟さんのあたたかい想いから生まれる、新しいのに懐かしい体験。
古民家 黒澤永之亟では、そんな特別な時間があなたを待っています。

ホストファミリーストーリー

あなただけの「田舎の生活」を体験しに来てください!

ホストファミリーになる